
ワケあり物件というと、大抵の方は「孤独死や事件・自殺があった物件」を想像するかと思います。
実際、そういった場合も多いのですが、ワケありとなる理由は何もそれだけではないのです。ワケあり物件かどうかは、不動産屋で該当する物件の情報を探した時に「告知事項あり」とされているかどうかが一つのチェックポイントです。
心理的瑕疵物件
まず皆さんが想像するワケあり物件の多くは「心理的瑕疵物件」です。いわゆる「事故物件」と呼ばれるものです。
その物件内で、その部屋の前の住人が、事件や自殺、孤独死など何らかの理由で亡くなったり行方不明になるなどしているいわくつき物件です。
風俗店や反社会的集団の事務所跡地も心理的瑕疵物件に含まれます。告知義務があるものですが、3人以上借主が変わっている場合は告知義務が発生しない、屋上や廊下など共用部分での事件・事故はグレーゾーンとして告知しないケースなどもあり、問題となっています。
物理的瑕疵物件・環境的瑕疵物件
他の瑕疵物件の例としては、建物や建物が建っている土地に重大な欠陥のある住宅を「物理的瑕疵物件」と呼びます。地盤沈下などの地盤の不安や、雨漏り、建物のひび割れ、アスベストなどがこれにあたります。気にしない方は気にしないのかもしれませんが、地盤沈下による家の傾きなどは、健康にも影響するものですので、決して無視できるものではありません。また、建物そのものには問題がなくても、近隣の住人とのトラブルが多い、騒音、近隣に工場などがあり悪臭がする、鉄道や大型車両が行き来する道や線路があり騒音に加え振動があるなどの「環境的瑕疵物件」もあります。
法律的瑕疵物件
賃貸物件ではそうそうありませんが、古い建物を購入した場合、法令の改正などにきちんと対応できておらず、知らずに契約すると法令に基づいた整備を行わなければならなくなるなどといった問題が発生する「法律的瑕疵物件」も存在します。